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「二階堂佛 歴史探訪の旅」  R17.28(日)
 昔、下之郷には二階堂宝蓮院という大きなお寺があり、ご本尊阿弥陀如来様が祀られていました。
 織田信長が安土城を建てたとき、そこに「浄厳院」を建てました。その本尊とするため、下之郷の二階堂宝蓮院の阿弥如来様を持って行ってしまいました。
 「阿弥陀如来様は下之郷を恋しがって、何度向きを変えても下之郷の方を向いてしまわれた」という言い伝えが下之郷では語り継がれてきました。
 そして、昭和42年の慈恩寺修理の際、本尊阿弥陀如来も調査したところ、「もとは二階堂の本尊だったが、信長様が下された」と書かれた墨書が見つかり、史実であることが証明されました。
 「いったい、その二階堂佛様はどんな佛様なのか、一度実際に見てみたい」ということで、郷づくり委員会特別部会の企画で今回の歴史探訪の旅が実現したのでした。24名の参加者があり、まず、集会所で川並稔男氏から二階堂宝蓮院・二階堂佛についてのレクチャーを受け、その後浄厳院に向かいました。
 浄厳院で拝観した阿弥陀如来様は、本当に立派で、京都や奈良の佛様に比しても全く遜色無いと思えました。
 このようなすばらしい仏様が昔下之郷におられた頃の下之郷は、いったいどのようなところだったのだろうかと歴史のロマンがますます広がります。
 浄厳院拝観の後は、安土風土記の丘で昼食と常設展示展を見て帰ってきました。
 半日とはいえ、とても充実した内容でした。
 
 
 
 
 
   
 像高273.5㎝の丈六仏(立てば1丈六尺 約4.8m)
   
 

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