区民健康講座 H282.26(日) | |
健康推進委員さん企画の健康講座が開かれました。 下之郷区も含めて甲良町住民は県下でも健康上の課題が大きいということで、数年前から毎年開催されているものです。 講師の田畑保健師さんから、「筋肉量とメタボの関係」について詳しくお話しいただき、参加者一同とてもよく理解できました。ぜひ、日々の生活に反映させ、健康な体を維持させたいものです。 |
|
■甲良町の男性の死亡率は 県下ワースト1 ・いろんな病気が原因で死亡する、その割合が甲良町男性は県下で一番多い。 ・中でも急性心筋梗塞、脳梗塞など、循環器系の病気での死亡率が非常に高い。 つまり、血液ドロドロ、血管はこんな状態。 |
|
■若者の突然死が多い沖縄県 かつては長寿県と言われていた沖縄だが、今、循環器系の病気で死亡する若者の割合が急増している。運転中に心筋梗塞を起こし、事故で死亡するというケースが続発している。その沖縄と甲良町とはよく似た状況になっている。 |
|
■メタボが突出して多い区民 ・下之郷区民は肥満に加えて高血圧・高脂血症の「メタボ」が多い。心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが非常に高いと言わざるを得ない状況。 |
|
■バイパス手術代 1000万円! 心筋梗塞の手術としては、カテーテルを使って「ステント」とよばれる金属製の管を入れて血管を広げる方法がある。 このステントを1本入れるのに200万円かかる。 ステントも入らないほど血管の状態が悪いと別の血管をつなぐバイパス手術になる。パイパス手術の費用は何と1000万円もかかる。 それだけの費用をかけて手術したところで、肝心の血液の状態が改善されなければ何もならない。 |
|
■メタボの原因は「筋肉量の低下」 食べた栄養は「筋肉」で消費される。筋肉量が落ちると、食べたものが使われないから、脂肪に変わる。 ■筋肉量の低下が死亡リスクを高める 筋肉量が落ちると、糖尿病の発症リスクが高まる。 筋肉量の低下が心疾患リスクを高め、死亡リスクを高める |
腹囲が1センチで約1㎏の脂肪が溜まる↑ |
■筋肉量を増やすには? ①毎食「タンパク質」を取る ・筋肉は食後作られる。しかし、朝はパンとコーヒーだけ、などと 食べたものの中にタンパク質が無いと、作れない。 毎回、タンパク質を取る食生活をすれば、筋肉は確実に作ら れる。 「卵」「牛乳・チーズなどの乳製品」がおすすめ。 |
|
②1回の筋トレ効果は2日間持続する。 ・筋肉を鍛える運動を1回やれば2日間はその効果が続く。 軽い運動でも筋肉は作られる。 ☆毎回、タンパク質をとる食事と適度な運動を心がけることによっ て筋肉量は何歳になっても増やすことはできる。 筋肉量を増やすことが健康長寿の秘訣! |
|
■具だくさん味噌汁のすすめ ・ご飯などの炭水化物は「糖」であり、使われないと「油」に変わる。 脂肪を減らすために、1回の食事で茶碗軽く一盛り(100g)にとどめたい。 それでは、おなかが持たない、という人には「具だくさん味噌汁」がおすすめ。具だくさん味噌汁をまず食べて、そのあとにご飯を食べるという形にすると少量でも満足感が得られる。先に野菜を摂取することで糖の吸収を抑える働きもしてくれる。 |