■地理的環境 | |||
下之郷は、鈴鹿の山から流れ出す犬上川扇状地の中ほどにあります。 犬上川の水利を利用して古来農業を営んできました。 鈴鹿山系の石灰岩層を源流とする犬上川の美しい水と温暖な気候に育まれ、た いへんおいしいお米がとれます。 しかし犬上川水系の下流域のため、古来水不足に苦しんできました。 村に残る古文書の多くは「水」に関するものです。 |
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■戸数・人口 | |||
江戸時代から昭和に至るまで「下之郷は、200戸・1000人」という形が続いてきました。 しかし、少子高齢化・若者の区外への流出等で、現在は700人余り、空き家もちらほら出てきています。 55歳以上が住民全体の過半数になると「準限界集落」と言われますが、下之郷はそれに当てはまります。 そして、このままいけば10年後には「限界集落」化する、そういう厳しい状況に置かれています。 平成30年2月時点での甲良町算出データ |
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下之郷の人口の推移 | |||
■下之郷の主な産業 |
下之郷の産業の中心は農業でした。 先祖から受け継いでいる1100反の美田。 かつては200戸のうち、180戸は農家でした。 しかし、昭和30年代以降、会社勤めが中心となり、農業は機械化されたことで片手間の仕事となっていきました。 そして、高齢化や機械の老朽化により、次々と離農していくようになりました。 現在、農業に携わっている家は50戸を切りました。 そういう状況の中で、先祖から受け継いだ美田を守るため、集落営農をめざして、平成23年8月、「農事法人 きらり下之郷」が設立されました。 米、麦、大豆を中心に、ハウスでトマト栽培にも取り組んでいます。 |
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