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越前市の高齢者福祉の取組視察  H30.9.21(金)
 当区の高齢者は年々増加の一途をたどり、『限界集落化』も目の前に迫っています。
高齢者が自分で自分の身を守れるようにするために、そして高齢者を「地域で支える」ための取組を、当区としていろいろやっています。「もっと効果的な取組があれば学びたい」ということで、今回郷づくり委員会特別部会のメンバーで越前市の取組を視察しました。同じ課題に直面している正楽寺からも3名の参加がありました。
 やっておられることは、当区の取組とそれほど大きな違いはありませんでした。違うのは、行政サイドからの強力な支援があること、取組に無理が無いことの二点にあるように思いました。
「いきいきふれあいのつどい 」視察①(下広瀬町)
「介護予防のワークステップ」
専門の指導員の方の指導のもとに、座ってできる簡単な体操のやり方を学んでおられました。
つどいに関する説明(福祉健康センターにて) 
 
 第1層は越前市全体を統括する推進員2名。その下の第2層として、各小学校区単位(17)に推進委員。更に第3層として各町単位で「いきいきふれあいのつどい」の運営団体があるという枠組みです。各町から年間計画が出され、その実施に必要な講師の派遣調整を行政サイドが担うという形になっており、飲食等の接待も原則無いので、各町の運営担当者も4~5人の少数でやっていくことが可能です。 
いきいきふれあいのつどい視察②(杉崎神社社務所にて) 
大国主命を祀っている神社なので 狛犬ではなく
兎が鎮座していました。
正面に飾られていた、豊臣秀吉の朝鮮出兵で捕らえられた朝鮮の二王子のことが書かれた碑の拓本。残念ながら杉崎地区とは関係が無いとのこと。 
 
薬剤師さんによる「お薬手帳」の話。  我々との自由歓談 
戸数35戸の小さな集落で、ほとんどの家が二世代同居という古き良き時代のライフスタイルが今も残っている地域とのこと。皆さんお互いによく知り合った関係なので、とても和やかな雰囲気でした。神社の清掃なども気がついた者が率先してやっておられるそうです。
高齢者のサロンがうまく機能するためには、無理の無い運営であること、参加者自身が主体的に動ける場であることが大事なのかなと思った次第です。   

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