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環境保全隊 「排水路の泥上げ作業」  2015.2.22
 かつては、区200戸のうち180戸は農家でした。 しかし、農業経営の厳しい環境と高齢化により、急激に農家戸数が減少し、今や農業に携わる家は40戸を切る状況です。
 先祖から受け継いだ1100反の美田を守るため、平成18年に集落営農組織を立ち上げ、平成23年からは「農事組合法人きらり下之郷」が発足しています。 しかし、大型機械の導入で省力化はできても、圃場のきめ細かな管理維持までは手が回りません。
 こうした状況に対応するため、国の施策「世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策」事業を5ヶ年計画で受けています。国の施策を簡単に言えば「農家・非農家を問わず、区民みんなで農地を守ってください。そのための資金を助成します。」というものです。
 その主旨をふまえ、圃場整備以来ほとんど手が入らず泥が溜まっていた排水路の泥上げ作業を区民総出で行いました。
 当初、「どれだけの人が集まってくれるのだろう?」「予定したところまで仕上がるだろうか?」と心配されましたが、それは杞憂でした。
 大半の区民が集まり、予想を上回るペースで作業を進めることができました。改めて我が下之郷の「底力」を実感する一日でした。
     
     
     
     
 泥上げ作業の様子